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新報コラム「沖縄そば店主集まれその2」
琉球新報コラム「沖縄そば店主集まれ その2」掲載されました。
「これでいいのだろうか?」
今自分が行っている仕事(作業)が正しいやり方なのか?経費のロスが無いだろうか?など、ラジオの取材で1店1店話を聞くと大なり小なり店主は悩みを抱えています。
すし業界や居酒屋、バー等は同業者の横のつながりがあり、情報交換しながら仕事や商売に生かしているのですが、歴史ある沖縄そば店は、今まで横のつながりが無かったのです。商売敵、ライバルの意識が強かったかもしれません。
去年8月に設立した(社)沖縄そば発展継承の会は、お互いに切磋琢磨、進化向上していこうというのが目的です。勉強会や交流を通じてよりおいしくなる工夫や効率化の情報を共有しています。開業間もない店主はもちろん、老舗の店主でも情報交換することで新たな発見をしています。
営業20年の店主は、加盟店主と情報交換した後、毎日使う食材を工夫したところ、品質を落とさずに1日700円コストダウンすることができました。計算してみると1日700円×月25日×年間12か月×営業20年では420万円の差額になりました。
「20年間知らなかったでは済まされない金額だ」とため息をつくと同時に気付いて良かったと喜んでいました。
一方、35年の老舗店主は加盟店の厨房を参考にしただけで、沖縄そば店には欠かせない重労働の作業がとても楽になったと喜んでいました。
これまで会の勉強会では、製麺工場見学やかつお節、豚肉の基本的な知識を学びました。集まりに参加すると問題意識が芽生え、毎日の仕事(作業)に工夫がみられるようになります。
「よりおいしい沖縄そばを作りたい」「末永く繁盛したい」とお考えの店主のみなさん、同じ気持ちを持った仲間と一緒に沖縄そばを発展させていきましょう。
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