琉球新報コラム「沖縄そば園児招待企画」を書きました。

「いただきま～す！」
子どもたちが笑顔で声を出しました。歴史ある「沖縄そば」で地域の子どもたちと交流を通じて文化の発展と継承を図りたいと、（社）沖縄そば発展継承の会加盟店舗で近くの幼稚園、保育園児合計３２５人を無料で招待しました。
「沖縄そば好きなひと～？」と質問すると、全員が「大好き～」と手を上げました。「たくさん食べてね～」と声を掛けると大きな口を開けて麺を頬張っていました。半数の園児がおかわりをし、３杯も食べた子もいました。
中には、朝から熱を出して体調がすぐれないにもかかわらず、「今日はそば屋さんに行く日だから」と気力で参加した園児もいました。子どもたちは招待されたお礼に「１年生になったら」「みんなともだち」などの歌や沖縄そばの絵を店主にプレゼントしました。
さまざまな色や形があって、未来の沖縄そばのヒントになるような絵もありました。園児からいただいた絵は店内に貼っています。
保護者の方にも配膳や盛り付け、皿洗いを手伝ってもらい、地域の方と店主とのコミュニケーションが深まりました。
「遠出した時には沖縄そばを食べるのですが、近所には行く機会がなかったので、これをきっかけに通います。」という親御さんの声をいただきました。
幼稚園、保育園の園長、各先生方にも大変喜んでいただきました。この企画が多くの沖縄そば店に広がり、地域に支えられる店を多く産み出さし、１０年、２０年継続されると新しい文化が創られると思っています。
今回の園児招待企画実施店舗は、御殿山、アワセそば、うまんちゅ亭、うゎちち、家器の木、米八そば、みよ家でした。ご協力ありがとうございました。
これからも沖縄そば発展のために頑張ります。