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新報コラム「いまどきの沖縄そば」掲載されました。
琉球新報コラム「いまどきの沖縄そば」が掲載されました。
沖縄そばは麺・スープ・具などが地域によって趣が異なります。一般的には本島南部が細く、北部に行くほど太くなると言われています。離島の宮古そばは、細くストレート麺。石垣・八重山そばは細く丸いストレート麺。一見スパゲッティーに似ています。
沖縄そばは、ゆでた後に食油をまぶし、扇風機などで冷まします。この工程は、冷蔵庫がなかった時代、保存のために油で麺の表面が外気に触れないようにする知恵として生まれました。現在は油処理をせずに生麵を提供するお店も増えています。
大型店や大衆食堂では、製麺所から麺(ゆで麺・かん水入り)を仕入れて調理する所が大半です。一方、ガジュマルまどの木を燃やし、その灰で作った「木灰水(ふぇーみじ)」を用いて、昔ながらの製麺法のお店もあります。
麺に練りこむ素材も豊富で、よもぎ、もずく、イカ墨、バジル、ドラゴンフルーツなどバリエーションを付けるお店もあります。
スープの基本は、豚骨ダシとかつおダシのブレンドです。かつおダシの強い店や豚ダシの強い店など、二つのダシの比率がお店の個性になります。澄み切ったスープや白濁したスープなど好みが分かれます。
最近では、創作系沖縄そば屋も増えていて、多様な食材を使い、創作ラーメンに近いスープのお店もあります。
トッピングの具は三枚肉、かまぼこ、島ネギ、紅ショウガの4品が基本。加えて、本ソーキ、軟骨ソーキなどの定番から、てびち(豚足)、中味、ゆしどうふ、野菜、カレー、キムチなど何でも組み合わせています。沖縄のチャンプルー文化は沖縄そばぎょうかいにも当てはまるようです。
一昔前と違い、食材、調味料、調理法などが日々進化しています。おいしい沖縄そばを作るために店主のみなさんは努力しています。
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